はなこの暮らし工房

ガーデニング、絵手紙、絵遊び、昔は料理が趣味だった主婦の日常生活

「柚木沙弥朗の染色・もようと色彩」展を見る

20180612柚木沙弥朗の染色・もようと色彩」展1 柚木沙弥朗の染色・もようと色彩」展2

「どこか美術館へいきたいなぁ。」と思っていたとき、
「柚木沙弥朗の染色・もようと色彩」展を日本民芸館でやっているので、ちょっと見に出かけてきました。

色の取り合わせとか、形の組み合わせを楽しみたくって。

日本民芸館 と 入場券
柚木沙弥朗の染色・もようと色彩」展3 柚木沙弥朗の染色・もようと色彩」展4

日本民芸館があるのは知っていましたが、訪れたのは初めてです。
古民家風の建物に入ると、高い天井からタペストリーのように飾られた
生き生きとした美しい模様の型染め布が大きく展示されて、モダンと言ってよいか
見ているだけで元気になる色彩や形、組み合わせに、ため息が出るように美しかったです。

染色の他、ガラス絵、ポスター、絵本など、きっと、どこかで作品のひとつは見たことがある・・・と
誰しも思うのではないでしょうか。

現在95歳になられお元気で、周りの人に支えられながらも一人暮らしをし
「面白くなければ、やらない。」と、ご活躍の姿に、元気をもらいます。
今回は模様と色彩に焦点を当てての展示でしたが、普段は可愛いおじいさんで
指人形を作ったり(それがまたユニークでいい)、普段の生活のいろいろからヒントを得て
幅広い作品をつくり出すという。

芸術と云うものは、音楽でも、踊りでも、絵画でも、みな自然の世界のものがお手本ではなかろうかと
思いました。
自分の身近にあるものが・・・・

私は、ウィリアム・モリスやルネ・ラリック・・・暮らしの手帳の 花森安治に繋がる
デザインの精神があると感じましたが。

日常の空間で楽しむアートとして、こういう布が側にあったら素敵ですね。
豊かな色彩やデザインが、活力あふれる日常を想像するだけで、元気になれると感じ見てきました。

女の人においては、服を作ったり、小物を作ったり、インテリアを考えるような人にも
大いに刺激になるのではないでしょうか。

楽しかったです。



 [ 2018/06/15 00:05 ]  美術館 | TB(0) | コメント(2)

「横山大観展」を見る

20180517yokoyamataikanntennpannfu パンフレット

20180517yokoyamataikanntennpannfu2 チケット

東京国立近代美術館で開催中の日本画の巨匠 「生誕150年 横山大観展」へ出かけてみました。
今月27日までなので、とても混んで入場制限がされていました。(5月17日)
と、いう訳で目の前で見れない絵もあって、残念でした。

今回話題になっているのは、重要文化財になっている「生々流転」と題された40Mもの長い巻き絵でしょう。
水の一生を表して物語風に描いたような墨絵で、少し前の時代の版画などの形で表したもの(例えば雨の線)を
描かず、描いた絵の風景の方をぼやかして、雨が降っている情景を表していました(言葉で書くのも難しい。。。)。
大観の墨絵の技法がここにあり、長さもしかりですが迫力を感じました。

若い頃に描かれた絵(美術学校卒業作品)のやまと絵風の感じがするものも、私はよかったです。
日本画という言葉は比較的新しく、文明開化の頃、溢れる西洋化の波が押し寄せ
西洋の絵に相対して出来た言葉だそうです。
西洋画とは違う日本画を確立したから、日本画の巨匠と云われるのですね。

墨絵も多かったのですが、中には、琳派を思わせるような色鮮やかな屏風絵も惹きつけられました。
以前にも見たことのある絵でしたが、「夜桜」「紅葉」の2点。とても迫力あり。

「空気を描けないものか」という師匠の岡倉天心の言葉かけから、工夫した描き方・・・
当時は、はっきりしない絵だと不評だったという「朦朧体」(もうろうたい)と呼ばれた、輪郭を
ぼかしたような描き方の日本画の画風も確立したとのようです。
そんな絵も今回は注目されているようでした。

晩年はその朦朧体を超える絵を描いていったそうです。
つまり大観は心を込めた(表した)絵を描いていったのでしょう。

画は人なり・・・・と。
そういう絵を描きなさいと、言っているような気もしました。
目で見ただけでなく心で見たものを一生懸命、お描きなさい・・・雑に描いてはいけませんと、云っていたかもしれませんね。

展覧会は早めに行くべし。
閉会間近は混雑して、人ごみで押されて半分くらいしか見れなかったような気もして
少々消化不良で、それはちょっと残念でしたね。。。


私は初めて行った、東京国立近代美術館の建物。(地下鉄東西線・竹橋駅からすぐでした。)

20180518bizyutukann



 [ 2018/05/21 00:00 ]  美術館 | TB(0) | コメント(3)

『プーシキン美術館展』(東京都美術館)を見る

201804227tiketto

連休に入る前、東京都美術館で開催中の「プーシキン美術館展ー旅するフランス風景画」を
見に行きました。
今、上野の国立西洋
美術館の方の展覧会も見たいと思っているので、こちらを早めに先に見ました。

プーシキン美術館は、モスクワにある国立美術館です。
ここに収められている主にフランス絵画の風景画を中心に展示したのが今回の展覧会です。

画家が描く絵や絵画の変遷は、往々にしてその生きた時代に影響を受けながら描かれるものです。
そんな時代の流れを感じながら、今回展示の絵の数々を見てきました。

世界各地にある美術館も、上流階級の収集家や実業家の手によって絵を集められたのが
始まりだったり、ボストン美術館のように、市民の手で作られていった美術館だったりといろいろだが
プーシキンは前者。

18世紀以前の絵は宗教画や歴史画が多く、風景画も時々あったが、それはありのままを描いたものではなく
絵はこうあるべきという流儀のようなもので描かれたようです。
絵は特権階級のものであったという時代から、市民志向へと変わっていったのです。
風景画というものは、宗教画や歴史画より下のものという見方もされていたようです。

自由に・・・市民の生活や画家が住んでいたところの景色や旅した風景を描くようになったのは
その頃の時代から来るもの、フランスにおいては、19世紀半ばに「パリ大改造」が施行されて
どこまでも続く道路、列車が走るようになり人々が自由に移動できる(それまでは絵は室内で描かれることが
ほとんどだった)ようになっていった(中流階級の台頭)

そして、印象派絵画のまばゆい陽の光、
こういう時代背景から印象派の始まり、チューブの絵の具の開発など、世間が上流階級から市民の生活に
結びついたものへ志向が向かった。
ある意味、身の丈の芸術に変化していった時代。

ロシアの美術館へなぜフランス絵画の多くが?
やはりその時代もフランスは憧れであったこと、鉄道が発展していったことなどが影響。

色彩が躍る美しい風景画の数々を見ながら、近代絵画の流れがやっとつかめて来た
私です。
やはり美術史上、印象派というものは大きな変革?だったことを改めて感じます。

今回印象的だった絵は確か?『女性のいる森の風景』1870年 アンリ=ジョセフ・アルビニ―
森の木々の木漏れ日が女性の姿に映り、描き方がすごいなーと。

展覧会記事はいつも私の個人的な感想ですから、見る人それぞれが好きに感じ、思うところは
いろいろです。
次にまた私が同じものを見に行ったとしても、同じように感じるとは限らないし、
又、違う発見もあるかも知れません。
だから展覧会は面白いと云えるでしょう。


今回、ミュージアムショップで買ったものはこんなもの。

20180427matori-sika根つけ 

マトリーシカちゃんの極小根付けだけ。
気に入った絵の絵はがきは有りませんでした。







晩御飯  生鮭ムニエル ソテー野菜添え もやしのシーチキンサラダ 納豆
20180428晩御飯






 [ 2018/05/06 00:00 ]  美術館 | TB(0) | コメント(3)

「浮世絵モダーン」展 を見に行く

20180425ukiyoeもダーん
(パンフレットの表裏とチケット)

市の版画美術館で開催中の、「浮世絵モダーン」展を見てきました。

大正~昭和の時代に多くの画家が、芸術思潮、流行の文化、世相などを強く意識しながら伝統木版による
新しい表現を模索し、新版画(これを浮世絵モダーンとネーミング)の制作に意欲的に取り込みました。
(パンフレットから。)

江戸~明治時代の市民の話題など、人々の生活や生活感覚を素直に画題にしたそうです。
新しいだけあって全体的に美しかったです。
パンフの伊東深水の美人画、美しいですね。

美人画には、日本髪をといたところのものも多く、日本髪を結っていた時代は今ほど
洗髪もしなかったと聞いていますから、髪をほどいた場面は新鮮で格好の画題になったのでは
なかろうかと個人的に思います。
美人さんたちが着ている着物の柄がこれがまた美しい文様柄で、懐かしさと今も引けを取らないくらいの
新鮮さ(モダンさ?)も感じました。

美人画と分類されるもののほか、「風景」「役者」「花鳥」「自由なる創作」と300点もありました。

「役者」についてはいわゆる歌舞伎役者を描いたものですが、それがやはり、どれもどう見ても
男性の顔で(歌舞伎の女形ももちろん男性の役者なわけですが)、正直に描かれていて
よく観察してユーモラスな出来上がりで・・・・これは当時も面白かろうものだったと思います。

風景画や花鳥画もとても素敵でした。
ひと時代前に活躍した、葛飾北斎や若冲の絵を参考にしたようでした。

風景も、浅草、駒込、蒲田や麻布などの景色を描いたものが、今の街と全然違う雰囲気の風景で
今、それらを見るのは面白かったです。



ショップで、月岡芳年の 美人しおりを 面白いと思って買いました。

20180425siori

ちょっと分かりにくいですが、本に挟んでおくと開いた時にこの美人さんが立ち上がるという栞です。
本好きのあの人にちょっとしたお土産。
他に美しい絵葉書を4枚。


中々見どころあり。
始まったばかりで6月21日まで。







晩御飯 イナダ塩焼き 筍。蕗と鶏肉煮 かまぼこサラダ
20180422晩御飯
 [ 2018/04/25 17:01 ]  美術館 | TB(0) | コメント(0)

「ブリューゲル展」を見に行く

東京都美術館で始まったばかりの『ブリューゲル展 画家一族150年の系譜』を、見てきました。

チケットと東京都美術館

201801ブ―ゲル展1  201801ブ―ゲル展2

今回展のパンフレット

201801buryu-Geru4 201801ブリューゲル5

開催されたばかりなので混んでも無くて、思い切り目の前で見ることが出来てよかったです。

昨年6月だったか、やはりここで「ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル『バベルの塔』展」が開催されたのですが
それには行きませんでしたから、今回の150年に及ぶ4世代の画家の一族(父、子、孫、ひ孫)の
ブリューゲル一族展をゆっくりと。

16世紀から17世紀にかけてブランドル(現在のオランダ)で、活躍した画家を多く出した一族の
展覧会で
偉大な父の絵も多く模写もされて代々に画家という職業が続いたということですので
私も絵を見てこれは誰が描いた絵とだは区別が出来ません。

初期には宗教画を、その後風景画を好んで描いた人、農民を多く描いた人、花のブリューゲルといわれるヤン1世
楽園のブリューゲルと言われた人など、さまざまでした。

一家に娘がいた場合は、父(画家)の師匠に嫁いだ人とか、画家としての環境にあったということですが
今でいえば世襲ということなのか?
それも才能が無いと出来ないことですね。

わずか葉書大のサイズに描かれた広大な風景には驚きました。
この展覧会には、単眼鏡を持っていったらいいかもともありましたが。

一部写真撮影がOKというフロアもありました。

あまり手紙も書かないのですが綺麗だな~とか思って、買ってきた絵葉書です。
昆虫、こうもりや蝶などの絵を描いた、ヤン・ファン・ケッセル1世は時間さえあれば庭や森で
こういう絵を描いた人だったそうですよ。
楽しかったでしょうね。

201801ブ―ゲル展3

今回は疲れなかったので、足を伸ばして上野界隈も少し歩いて帰ってきました。
インフルエンザが流行しているので、電車に乗るのはちょっと嫌でしたが、割に暖かい一日で
まず今年一回目の展覧会巡りでした。








晩御飯  赤魚粕漬け 肉じゃが ホウレン草お浸し コンニャク出し煮 
晩御飯 焼き鳥 めかぶ新玉葱和え 肉じゃが残り物 
20180127晩御飯 20180130晩御飯



 [ 2018/02/06 00:00 ]  美術館 | TB(0) | コメント(4)

「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」 「REALISM 現代の写実」を見に行く -2

20171208現代のリアリズム展1 パンフレット

大雑把にさっさっと描いたような絵も好きですが、リアルな絵は大好きです。
画家と同じ場所にすぽっといるような臨場感を感じます。
今回は、比較的若い画家のリアルな絵が展示されていました。

20171208現代のリアリズム展2 パンフの中一部

リアルは視覚を超えて、向こう側にそれ以上のものがあるような気配がするので、見ていると
驚きと興奮です。

陶器の器のその質感と、落ちたらどういう割れ方をするというようなものまで想像させます。

柔らかな肌の質感と、絵の対象物が今にも絵の中から出て来るような動きを想像させます。

リアルに描かれた野原の草が、風が吹いたら、たなびき、草がすれ合うような音を
発するのではないかと錯覚さえ覚える絵。

抱かれた小さな子供が、そこから出たくて、こちらが手を差し伸べたらこちらにやってきそうです。


隣で見ていた、モダンな服装の熟年のカップルの女性の方が「ねぇ、ねぇ、これってどうやって描くの~?」と
連れの男性に問いかける声が聞こえて、はっと我に帰るほど引き込まれていました。

描かれた絵が精巧で、精巧過ぎて、これは今なのか現実なのか・・・という不思議な感覚でした。



上野の公園はいくらかまだ紅葉が残り、高く伸びた木が透けた空にレースを広げたようです。

20171208美術館

午後には、にわか雨が降るかもしれないという予報で薄暗く、夕暮れも早いだろうと
早速に帰ることにいたしました。

20171208gohhotenn

あぁ、楽しかった今年最後の美術館巡り。



 [ 2017/12/15 00:00 ]  美術館 | TB(0) | コメント(0)

「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」 「REALISM 現代の写実」展を見に行く -1

20171208ゴッホ展チケット チケット  20171208ゴッホ展パンフ パンフレット

12月も押し迫らぬうちにと先週末、上野、東京都美術館で開催中のゴッホ展を見に行ってきました。
最近6年くらい前からゴッホへの研究は、うんと進んだそうです。
どこの展覧会へ行っても、何点かゴッホの絵は見ることがあるくらい更に有名な画家
になりましたね。

ゴッホと言えば画家としては短い生涯(画家になると決心してから10年)と、ヒマワリや
強烈な生きざまが思い起こされますが
そういう中にも、今回はもう少し掘り下げたゴッホを見ることができたかと思います。

ゴッホにとっては日本は創意の源であり、夢にまで見た理想郷であったというのです。
南フランス、アルルに住んだのも風光が日本に似ているという想いだったとか。
時代は調度、日本のジャポニズムの流れが入っていった頃。
強い関心と憧れを抱きながらも、若くして人生を閉じてしまいましたが
没後、日本からのゴッホ巡礼をする人も多く、ゴッホの絵を保存していたガッシュ家(ゴッホの主治医)に
250名余近くの日本人の芳名録が残っていたという。

日本にゴッホの絵が知られるようになったのは没後20年後のころ、文芸雑誌「白樺」に
ゴッホの記事や作品の複製図版が掲載され、武者小路実篤らが紹介していったとか。

今回は、国立西洋美術館で開催中の北斎・ジャポニズムとリンクした内容だったところもあった。
今まで私が見たことのない、いい絵も展示されていて、ちょっと釘付けになりました。
「サントマリーの海」や「ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋」「林の中のふたり」など。

パンフレッドの自画像は、ゴッホ最後の作品の「自画像」。
表情は決して明るい感じではないが、パレットの上にひろげられた絵具は明るく多彩な色。
筆の描き方も点描。(時代を感じます・・・)

こちらは入口にあった屏風。

20171208ゴッホ屏風

この花魁の絵も、とてもいいですね。私は好き。

よく結婚する若い二人に、「お相手のどんなところに魅かれましたか?」という、レポーターが質問しますが
たいてい男性の方は、「どこかな・・・?」と理由がこれと言って見つけられない光景を見ますが
私も、ゴッホに関しては、どうして好きか理由が分かりませんが、若い頃からゴッホの絵には
魅かれるところがありました。

自意識の強いうんと若い頃は、美しい絵や綺麗な絵が沢山ある中で、中々「ゴッホ(の絵)が好き。」と
言えませんでしたが
なぜって、それはやはりゴッホの生き方に特異なものがあったからではないだろうかと思います。



同じ東京都美術館の他の展示室で開催中の、「REALISM 現代の写実」も見てきました。




 [ 2017/12/13 00:00 ]  美術館 | TB(0) | CM(-)
旬の花時計
プロフィール

はなこ

Author:はなこ
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東京都在住
庭で咲いた花、手作りしたもの、毎日の生活のひとコマを綴ります。
自分の為の備忘録。

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