「出掛ける時に、ご夫婦は一緒ではないのですか?」というお尋ねがあったので
私事ですが、今日はそのあたりのことについての、お話を・・・
夫は幸い、何歳になっても働き続けられる職にありましたが、夫が62歳の時
「リタイアしたいが、いいか?」と話しがあった時、私は働く本人が言うのだからと、考える間もなく
「どうぞ。長い事、お疲れさまでした。」と、私たち夫婦はリタイア生活に入りました。
それから2年間は今までの生活と違うことに、いろいろなストレスもありましたが
わたしもだんだんと学習して、生活のこまごまを夫にお願いすべきことはお願いするということを重ね
だんだんと、今の生活スタイルになってきたように思います。
(夫婦のもめごとの多くは、お互いの相手があれやこれをしてくれないということに尽きるのでは?)
はじめの内は、せっかく夫婦とも時間が出来たのですから、一緒に旅でもと考えていましたが
旅を好きではない人も居るのです。
リタイアしてから4~5回一緒に、小さな旅もしましたが、夫はどうもツアー旅はお嫌いなようで
かといって、自分で旅の計画を立てるという、まめさはありません。
私の方も、すべてお膳立てしてまで出掛けるのは、普段の生活の延長と同じで疲れます。
その内、夫の方は生涯の課題というべく、好きな古文書本の解読作業の再開をしはじめ
その研究に都心まで時々出掛けることや、普段の毎日は机に向かうことが多い生活になってきました。
解読すべく本は、まだ、まだ何冊もあるというのです。
私が出掛けることが、遊んでいるようで、一抹の遠慮に似た気持ちもありますが
「いついつに、どこどこに出かけたいのだけど・・・。」と言うと「ああ、いいよ。」と、いつも気持ちよく
送り出してくれるので、これ、幸いです。
暮らしのやるべきことはやり、自分の時間やお金で出かけることに気兼ねをすることは無いのです。
やましい事をするわけでもなく、小さな旅で新しい発見が楽しみなだけです。
私は近いうち、一人旅も出来るようになりたいと思っているのです。(今も少し、始まっているかも。。。)
この先は今までのように、長い時間はありません。
どちらが先に、不幸に見舞われることもあるのです。
その時は、また、今のように出掛けて花を見るということは出来ないかもしれません。
家に居れば、朝、昼、晩と食事やウオーキングは一緒にし、梅ちゃん先生のTVなどは一緒に見るのですから。
私たち夫婦はいつも対極に位置するようですが、これも二人でやっと一人前の証と受け止めて
私も出掛けられるといういろいろな条件に感謝して、今は小さな旅を続けようと思っています。
時には一緒に旅することはあっても
夫にも存分に、好きな古文書に向き合ったという時間を持った人生でもあることを願っていますし
100組の夫婦がいたら100の夫婦の形があるように、それは、いろいろなことしょう。
どの人もみな出来るならば、自分らしく生きたいと思っているのではないでしょうか?
綺麗なお菓子があふれるような時代で、おはぎも中々作らなくなりましたが一日遅れで
本当に何年かぶりで、秋分の日のおはぎを作ってみました。

亡くなった両親の写真の前にお供えし、近所の友人にもおすそ分けした秋の日の一日です。

晩御飯
揚げサバと揚げ野菜のあんかけ ヒジキ煮 トウモロコシ 茄子漬けもの ご飯 味噌汁 ぶどう

そろそろ、とうもろこしが終わりですね・・・