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はなこの暮らし工房

ガーデニング、絵手紙、絵遊び、昔は料理が趣味だった主婦の日常生活

母が作った小箱

もし、私と母が逆の立場だったら母は、
病院にいる私にもっと会いに来てくれるに違いないと
思う。

そう思いながら、さほど遠くもないのに1週間に一日しか
見舞わない自分を責めた。

病院に着こうとする車の中から、父が帰りのバスを待っているのが
見えた。母を見舞って帰るところらしい。
駐車場に車を入れ、急いでバス停に行ってみると、
バスは動き出した。
父が見えたので手を振ると、私に気付いたのか父も手を振っていた。

母はうつらうつらと午後をまどろんでいた。
「ひな祭りが近いの。絵を描いてきたの、見える?」と聞くと
私の話を聞きながら、絵に両手を合わせ「ありがとう。」と言った。
看護婦さんに断って、母が見えるところに飾った。

「○子が3月になったら、お母さんに会いに来たいって
言っていたわ。○子、忘れちゃった?」と聞くと
小さく頭を横に振った。

「ねぇ、お水が飲みたい。」と何度も言う。
母は口から水を飲めない。
水を頂けるまで30分はある。
「看護婦さんに言ってくるね。」と、交わしながら
うつらうつらしている母の側で手を握る。

ほんの少しだけでも飲ませてあげたいと思いながら、
時間になって、看護婦さんが母の胃につながっている管に
3時のお茶の水をつないだところを見届けて帰ってきた。

母が元気な頃彫った小箱
切手を入れたり、印鑑入れに使っています。
母の小箱1

母の小箱2


今日持って行った絵
お雛様絵手紙

「寄り添って 67年 幾年月」と父母を思って書き添えた。
 [ 2007/02/22 07:00 ]  手作り作品 | TB(0) | コメント(0)
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旬の花時計
プロフィール

はなこ

Author:はなこ
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東京都在住
庭で咲いた花、手作りしたもの、毎日の生活のひとコマを綴ります。
自分の為の備忘録。

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