はなこの暮らし工房

ガーデニング、絵手紙、絵遊び、昔は料理が趣味だった主婦の日常生活

「花森安治の仕事 ― デザインする手、編集長の眼」展へ

遅まきながら、「心をこめた丁寧な絵が描けたらいいなぁ。」と、日ごろの気持ちに引っ張られて
楽しみにしていた「花森安治の仕事 ― デザインする手、編集長の眼」展 (世田谷美術館)が
始まりましたので見に行ってみました。

20170222花森安治展 チケットと展覧会の案内状

クリックで→ 世田谷美術館 企画室

展覧会を見て知ったことはいろいろありますが、編集長・花森安治さんが描いた
「美しい 暮らしの手帖」の表紙の原画は、思った通りとても丁寧で美しい絵の数々でした。
現代であったとしても、色合いも平和的でモダン。
よくこの時代に・・・・と、こういうトーンのいろいろが生み出されたと思いました。

表紙に使われた画材は、水彩、色鉛筆、オイルパステル、グワッシュなど、技法もコラージュやスクラッチ
など、なんでも試しています。

花森安治さんという人は、ずどんと太い芯の入った人間だったのだと思います。
自分の信念を本気で貫く強い方だったのでしょう。

20170222暮らしの手帖1号表紙 創刊号表紙

暮らしの手帳が、どういう本だったかはもう多くの人が知っての通りですが。

今に思えば早過ぎる晩年でしたが(66歳没)
晩年、孫に当てた絵手紙(と言っても、絵文字絵が入ったような)が、誰でもが家族を思う日常に
あふれていてとても印象的でした。
この手紙もとても丁寧に描かれたお手紙でしたね。
私もあんな手紙を書きたいものだと思いました。

“自分で作れるアクセサリ創刊号” の中での文の一節ですが、
私の心にしまっておきたい一節でもありますので記録しておきます。

『美しいものは、いつの世でも
お金やヒマとは関係がない
みがかれた感覚と、
まいにちの暮しへの、しっかりとした眼と、そして絶えず努力する手だけが、
一番うつくしいものを、いつも作り上げる
                            花森安治    』

戦後の、未来への見通しが立たない世の中では、工夫して生きるとか、毎日を大切にするというものが
大きな意味を持ったわけですが、現代においても本当の豊かさとはどういうことだろうかと考えると
そんなに大差は無いように私には思えます。

お金をかけさえすればそれなりのいいものは何でも手に入る時代ではありますが、心に沁みる
長い記憶の先に心に残るようなものは
自分なりの工夫から生まれることや、ものではなかろうかと、私も思うのです。

編集長・花森安治が全身全霊をかけて、打ち込んだ生涯の多彩な活動の記録の展覧会でした。

                    ※

さて、世田谷美術館へは小田急線・成城学園から~渋谷行きのバスに乗って砧町まで。
そこから歩いていったのですが
この成城学園前駅というのが、私にとって懐かしい駅だったのです。
高校生から結婚するまでこの駅を使っていました。
結婚後も思い出せば45歳頃まで実家に帰る時はこの駅からでした。
その後、実家に帰るのは車でになり、すっかりこの駅にはご無沙汰してしまいました。

駅前はすっかりお洒落な街へ変貌していましたが改札口を出ると、美味しそうなコーヒーの香り
父が好きだったスーパー「成城石井」、懐かしいベーカリーの「成城パン」
(帰りにパンを買って帰りました)が、今も健在で
洋菓子とケーキのお店“アルプス”は、チョコレートの「GODIVA」のお店になっていました。

23歳の頃だったか、バスの停留所でぱったり帰宅の父と出会って、
「ちょっとコーヒーでも飲んで帰らない?」と、立ち寄ったあの店は、今もあったのだろうかと・・・・・

もう少し街探検もしたかったのですが、もうこの日は充分歩いたので、帰ってきました。







晩御飯  すき焼き風煮物 芽かぶとろろポン酢 海苔
晩御飯  焼き鳥 スパゲティサラダ 納豆芽かぶ
20170215banngohann 20170222晩御飯

変わり映えもしない毎日の晩ごはんが終わると、早々と一日が暮れてゆく。


 [ 2017/02/25 00:00 ]  美術館 | TB(0) | コメント(2)
勉強
陽射しは春ですね。
色々とお出かけになって勉強なさっているのですね 花森さんの事は最近話題になっていますね 才能が有る方と一言で片づけてはいけないですね やはり 血と汗と努力の結果なのですね 求めなければ与えられない 貪欲に毎日有意義に過ごさなければ・・・と思います。

慌てると怪我をする年齢になり 何もかも余裕をもって行動していると 1日が短いです それで良いのだと思う時も有りますが 焦る時も有ります その繰り返しで日々が過ぎて行きます。

偶然会って 一緒にコーヒーを・・と誘われるお父さんて素敵ですね。

↓ キリンさんが上手く細い持ち手に収まって可愛いですね 花がらもお洒落!
[ 2017/02/25 14:55 ] [ 編集 ]
戦争をくぐりぬけて・・・生きた人たち
v-295ケイコさんへ
戦争をくぐりぬけてきた人は、やはり私たち世代といろいろな意味でちょっと違うのではないでしょうか。
ましてや花森さんのように戦地へ出て、勝つ戦いの真っ最中と思っていたら、戦争はお終い、終わり、
それが敗戦となれば、喜びも悲しみも無く、笑ってしまった・・・とありました・・・。

こんな時代で、市民の生活までどん底に落ちるわけにはいかないという強い信念があったのだと
私は思いました。

人は、生きた社会背景に多くのことを影響されながらそれぞれの生き方をするものだと思います。
さて、ケイコさんや私は、どんな社会環境に影響されながら、歩いているのでしょうね。



それと、「コーヒーを飲んでいかない?」と誘ったのは私です。


[ 2017/02/26 18:50 ] [ 編集 ]
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東京都在住
庭で咲いた花、手作りしたもの、毎日の生活のひとコマを綴ります。
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